イタリア①:突然のミラノ。アモーレな素敵な時間
ベルギーからロッテルダムへ戻り、アムステルダムのカフェでランチをしていると、突然イタリア人の友人からメールが。
「今アムステルダムにいるんだね!ミラノにいるから、会おうよ!バースデーすぎたばかりでしょ?お祝いするよ。」
・・・いや、遠いよ。オランダよ、イタリアじゃないよ。たしかに日本よりは近いけど。とためらっていると、
「今日会わなくていつ会えるんだ!フライト手配するから飛行機代+ディナーをプレゼントさせて。今からチケットとるから、パスポートナンバー等教えて。」と。
今日中に帰ってこれる便なら大丈夫かもしれないと、とりあえず教えると、
「数時間後のチケット予約したからそれ乗って。」とチケットがメールで送られてきました。
早い。
まったく予定になかったのに、数時間後にミラノに行くことに。
慌てて仕事中の彼に連絡をとり、4時間で帰ってくるからと許しを得、空港に向かい、飛行機に乗り込むと、
「快適な旅を。」とサプライズでアップグレードされていました。
さすが、イタリア人男性。
ただの友人にすら、女性であれば気遣うということなのでしょうか。
そんなこんなで、ミラノに到着。
空港の一角のスペースでは、
イタリアのアーティストCarlo Bernardiniによるライトと空間のインスタレーションが。
タクシーを使っていいと言われたものの、さすがにこれ以上悪いので、電車で待ち合わせ場所のDuomo(ドゥオーモ)へ。
切符の買い方等、調べていなかったので聞き回りましたが、英語で通じました。
7年ぶりのドゥオーモ。
美しい。
目の前にあるにも関わらず、夢心地です。
ぼーっと眺めていると友人が。
相変わらず、オシャレでファッションの街ミラノにぴったりな佇まい。
美しいドゥオーモで、オシャレでリッチなイケメンが私に笑いかけている。。
仕事中毒な私に、一体何が起きてるんだと自分ごととは思えないシチュエーション。
挨拶も早々に、時間が無いからと早歩きで観光スタート。
まずはドゥオーモの南にあるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアへ。
1867年に完成した美しいアーケードで、ガラス天井と美しいモザイク画の床が印象的です。
アーケードを進むと、不思議な動きをする人が。
友人によると、それは牛のモザイク絵で、その牛の局部に、自分の踵をつけて3回まわりながら願い事をすると叶うというジンクスがあるそうです。
時間が無いので列を待たずに、美しい街並みを見ながら街を散策。
あまりに早歩きだったので、写真を残しておりませんが、ライトアップされたミラノはとても美しく、ロマンチックでした。
中でも、ドゥオーモの色の移り変わりは印象深く、白から、日が沈み始めるとオレンジへ、日が沈むとライトに照らされ金色に輝きだす様は、例え短い滞在でも贅沢な時間を過ごした気分にさせてくれました。
どのレストランも閉まってしまったので、ドゥオーモから徒歩2分のStarhotels Rosa Grand(スターホテルズ ローザ グランド)に。
ラグジュアリーモダンな内装が素敵なホテルで、併設のラウンジ&バーでディナー。
ラザニアとティラミスをオーダーしましたが、EATALYの食材を使用しているらしく、美味しかったです。
ロマンチックな映画のワンシーンのような、ミラノの時間。
普段からビジネスに役立つオススメ本など、仕事の話ばかりな私達は、例えロマンチックなシチュエーション・場所でも、終始仕事の話でタイムアップ。
場所が変わってもそう簡単に人は変わらないんだなと実感しました(笑)
予定外で、実感の沸かないうちに終わりましたが、まさに夢のような、映画のような時間を過ごすことができました。
まだどこか信じられない。